石鯛が外道???第1回イシガキダイ釣り選手権

石鯛釣りの外道として扱われてきたイシガキダイをターゲットにイシガキ選手権なるものをしてみたいのですよね、と言ったことがきっかけとなり、9月10日に鹿児島の坊泊で第1回イシガキダイ選手権を開催する運びとなりました。

8月に入りSNSなどで開催の案内をお知らせしたところ、思いもよらない反響にビックリ! 石鯛しか目にない底物師のとっては、厄介となるエサ取りのイシガキダイが大会のメイン魚となるだけに敷居が低いというか入りやすいというか・・・。開催案内した翌日には50名近いエントリーが寄せられました。

坊泊には3軒の瀬渡し船がいるが参加クラブ単位で渡船も決めてくれたため、運営側としては大会までにスムーズに計画を実行できました。

私が所属するM.I.F.Cチームは、侍丸のお世話になる事で予約を済ませ、大会前日を迎えることとなった。宮崎を除く九州各県からのエントリーもあって大会は盛り上がりそうな感じ。

今回のサポート役をかって出てくれた同じチームの川路君と午前2時に待ち合わせ早目に開催地である坊泊を目指す。

余裕を持って4時前には港に到着したのだが、長崎の西川、佐賀の大宅両氏は既に到着済みで気合も入っている様子。「こりゃまたボウズやな西川君…」と心のなかで言ったのは私のなかで封印しておこう。

午前5時過ぎにはすべての参加者がエントリーを済ませ、急遽参加が出来なかった人もいたが、前日に再度SNSで告知した効果もあってか、当日参加申込み者2名を追加した総数42名で第1回イシガキダイ選手権の火蓋が切って落とされた。

珍しく無風ベタ凪の状況での開催だけに、各渡船も我が船から日本1のガキ大将を!と意気込みが感じられる。

私を含む実行委員は表彰式の準備等のため納竿時間の1時間前に回収をお願いし先に港へ。すると船長の話では至る所にストリンガーロープが見えるとのこと。検量が賑やかになりそうな予感。

13時半前には続々と参加者が港へ戻ってきた。荷物を各自、自分のもとへ運び終わった参加者が魚の入ったバッカンを手に検量所へ持ち込み、一気に慌ただしく賑わいを見せた。

圧巻は春夏秋冬石鯛クラブの中仮屋氏が持ち込んだ本石58㎝、3.1㎏!
しかし、本大会は対象外。検量所は一気に笑いの場に替わった。

33㎝くらいのイシガキダイの持込みで振るわう中、海水の入ったバッカンを重そうに検量所へと運んできた若者が提出したイシガキダイは見るからに「おっ!」と思われるサイズ。

検量の係がサイズを読み上げると「お~!!」と歓声が上がった。
実寸38.5㎝、1.3㎏! 普通の本イシをメインにした大会では入賞にほど遠い
サイズだが今回はイシガキが本命。かくしてこの1枚が「日本一のガキ大将」と決定したのでした。

最終的に検量所へ持ち込まれたイシガキダイの数は10枚、本石は6枚で、中には一人で7枚ものイシガキダイを釣った方もいたようです。

閉会式では豪華賞品が入賞者に配られ盛大のうちに大会の幕が閉じられました。

大会の結果は次の通り(敬称略)。

〈イシガキダイの部〉
優勝 安栖 大志 38.5㎝ 1.3㎏
2位 供利 吉男 35㎝ 0.9㎏
3位 城 邦夫 34.5㎝ 0.94㎏
4位 宮原 道明 34.5㎝ 0.88㎏
5位 谷山 範子 33.5㎝ 0.79㎏

〈他魚の部〉
1位 重久 正彦 コロダイ 64㎝ 3.03㎏
2位 山元 信一 青ブダイ 59㎝ 3.8㎏
3位 中仮屋 真一 石鯛 58㎝ 3.1㎏

協賛いただきました、餌の大漁様、洋食一番館様ありがとうございました。この場をお借りして厚くお礼を申し上げます。大会運営に関しましては、実行委員会の不手際や配慮不足などありましたことにお詫び申し上げます。

最後に、おそらく日本で初めてであろうイシガキダイ釣り選手権でしたが
本イシと比べて気軽に狙え、しかも誰にでも優勝できるチャンスがあること
から、いつもより増して盛り上がりました。
また、機会があれば第2回、3回と回を重ねていきたいと思います。
では、次の大会(11月12日のチャンピオンカップ)でまたお会いしましょう!

(文と写真/久木崎 稔 M.I.F.C会長)

 

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